滋賀県近江八幡市に位置する『ヴォーリズ記念館』は、1905年(明治38年)にキリスト教伝道のために来日。その後1600件に登る建物を設計した《ウィリアム・メレル・ヴォーリズ》の元邸宅を利用した遺品・資料を収蔵・展示する施設。
24歳の時に米国から滋賀県立商業学校(現八幡商業高校)の英語教師に赴任したウィリアム・メレル・ヴォーリズ。その後、大阪心斎橋の大丸百貨店や神戸女学院等など、日本の歴史に残る建築の設計を始め、教会、学校、ホテルなど1600件にものぼる建物を設計。また療、教育、社会事業など活動分野が広かったことでも知られる。
木造2階建ての自邸を利用した館内には、広い居間、応接室のほか、畳の和室など、ヴォーリズ氏の生活ぶりがわかるものや、多くの遺品・資料を見ることができる。