歴史
義仲寺は、滋賀県大津市に位置し、天台宗系単立の寺院です。山号は朝日山で、本尊は聖観音菩薩。境内全域は1967年に国の史跡に指定されました。寺名の由来は、平家討伐の武将・木曽義仲が都に入る途中、源頼朝軍に追われて最期を迎えた地に建てられたことに由来しています。佐々木六角が室町時代末に創建したとされています。
見どころ
義仲寺は、芭蕉ゆかりの地としても知られています。江戸時代中期まで小さな塚だったが、松尾芭蕉の訪問により芭蕉の遺志によって墓が建てられました。境内には芭蕉の句碑や朝日堂・翁堂・無名庵などがあり、国の史跡に指定されるほどの価値があります。木曽義仲ゆかりの地と芭蕉の俳句が共存するこの場所は、歴史と文学の情緒を感じさせるスポットです。