和歌山県橋本市のJR和歌山線高野口駅前に建つ『葛城館(かつらぎかん)』は、明治後期建築の高野山参詣客を対象として建てられた木造3階建ての旅館。
南海電車が開通するまで高野山参拝の拠点として賑わいを見せた旅館は桁行5間半,梁間5間規模の3階建ての木造建築物。手すきガラス張りの美しい威風堂々とした外観が特徴的。個人所有として平成6年頃まで宴会場として使用。大和街道を代表する宿として大変貴重なことから2001年に国の登録有形文化財に指定。
建物内部では人力車の展示をしていましたが、今現在は「老巧化、耐震・防災上」の問題もあり見学は外観のみ。JR和歌山線高野口駅に来たら是非見て欲しい人気スポットとなっている。