三重県松阪市の松坂城二の丸跡に建つ『本居宣長記念館(もとおりのりながきねんかん)』は解読不能に陥っていた『古事記』を35年の歳月をかけて解読。全44巻の『古事記伝』を完成させた江戸時代の国学者・文献学者・医師《本居 宣長(もとおり のりなが)》の「著書、蔵書、書簡、愛用の文具・鈴のコレクション」など貴重な資料を多く収蔵・展示する施設。★管理・運営は財団法人鈴屋遺蹟保存会。
施設内には本居宣長の自筆稿本や自愛の品約16,000点を収蔵。そのうち自筆の自画像や『古事記伝』など約2000点が重要文化財に指定。また施設敷地内には12歳から72歳で亡くなるまで暮らした1909年(明治42年)に移築された「本居宣長旧宅(もとおりのりながきゅうたく)」を併設。本居 宣長の魅力と同時に歴史がわかる人気の施設となっている。