昭和63年(1988年)には伝承100周年を迎え、これを機に福浦の歌舞伎の魅力を広く発信し、末永く伝承されることを願って「歌舞伎の里」づくりが進められ、建設されたのが「歌舞伎の館」です。
歌舞伎の館では300人収容の観劇スペースや、映像で歌舞伎を鑑賞できる設備、これまで受け継がれてきた貴重な道具等の展示コーナーなど、福浦の歌舞伎の魅力を余すところ無く知ることができます。
不況や戦争、過疎化など度重なる存亡の危機に遭いながら、保存会などの努力によって完成した「歌舞伎の館」を拠点に、上演回数を増やしたり、歌舞伎鑑賞を盛り込んだ過疎ツアーを実施するなど、新たな飛躍を見せています。