歴史
鵜ノ巣断崖は、岩手県下閉伊郡田野畑村にある海岸景勝地です。太平洋に沿って標高200mにも及ぶ大規模な断崖絶壁となっており、特徴的な地形を持っています。名前の由来は、中腹にウミウ及びカワウの営巣地があることに由来し、「鵜ノ巣断崖」と名付けられました。三陸海岸北部を代表する景勝地であり、三陸復興国立公園に属しています。
見どころ
田野畑の南に位置するこのスポットは、圧倒的な高さの断崖絶壁が特徴です。駐車場から続く松林の遊歩道は、ウッドチップが敷き詰められており、歩きやすく、ゆったりとした雰囲気が好評です。展望台からは北側に、高さ200mの断崖が5列に連なる壮大な景色が広がります。夏は涼やかな緑、秋には美しい紅葉が楽しめます。また、鵜の巣断崖にインスピレーションを受けたとされる吉村昭氏の太宰治賞受賞作「星への旅」の文学碑も見ることができます。