五十鈴川は、神路山・島路山を源として、御手洗場の少し上流で二つが合流し内宮神域を流れる、伊勢湾に注ぐ全長約20キロの河川です。
五十鈴の名は、神前へ供える御(みにえ)を「すすぐ」意から出たといわれ、倭姫命が御裳のすその汚れをすすいだという伝説があり、御裳裾川とも呼ばれます。この御手洗場では、かつては手洗いだけではなく、口濯ぎまで行われた。現在でも伊勢神宮の公式ウェブサイトで「神聖な川、清浄な川として知られる五十鈴川の水で心身ともに清めてから参宮しましょう」「天気のいい日は五十鈴川「御手洗場」で、口と手を清めることをお勧めします」と記載され、推奨されています。この川に架かる宇治橋は、聖俗界を分ける境界といわれています。
またいすゞ自動車の社名由来にもなっています。