歴史
旧ハンター住宅は、神戸市北野町にあった建物を移築した異人館で、明治22年頃にドイツ人のA.グレッピー氏が英国人技師に依頼して建てられたとされています。その後、1907年頃に英国人のE.H.ハンター氏が買い取り、改造し、現在の建物に仕上げました。1963年に王子動物園内に移築され、国の重要文化財に指定されました。
見どころ
旧ハンター住宅は、最大の規模を誇る異人館であり、重層のコロネード(列柱式)べランダや三角形のベジメント、棟飾りや唐草模様の装飾が特徴です。室内には、玄関ホール、書斎、食堂、応接室などがあり、ブロークン・ベジメントや大理石のマントル・ピース、チークの床材、ブロンズのシャンデリアなどがあり、当時の豪華な面影をしのばせます。また、英国から取り寄せた美しい色模様のステンドグラスも素晴らしく、英国のジ∃一ジアン風の趣きを呈しています。現在は一般公開されており、異人館の代表的な建造物として観光客に人気があります。