兵庫県神戸市にある『神戸市風見鶏の館(こうべしかざみど
りのやかた)』は、1904年(明治37年)にドイツ人の貿易商
《ゴットフリート・トーマス(1871年-1950年)》氏の自邸
として建てられた現在、北野町の象徴として欠かせない存在
の西洋館。
建物の設計は、明治30年代後半から大正初期にかけて日本で
活躍したドイツ人の建築家《ゲオルグ・デ・ラランデ》。建
てられた尖塔の上に風見鶏の飾りがあることから「風見鶏の
館」と呼ばれている。また北野・山本地区に現存する異人館
の中でれんがの外壁の建物としては唯一のもの。現在は国の
重要文化財に指定されている。
館内の1階は、玄関ホール・応接間・居間・食堂・書斎。2階
には夫婦の寝室・子供部屋・客用寝室・朝食の間で構成。ド
イツ風の重厚なデザインの中に、アール・ヌーヴォー様式を
取り入れたデザインは素晴らしく、是非訪れて欲しい人気ス
ポットです。