680年、天武天皇が皇后の病気平癒を祈って造立祈願し、文武天皇2年(698年)に完成した。初めは藤原京に建てられ、平城京遷都に伴い現在地に移転。
創建当時の建物としては東塔が有名で、明治時代、フェノロサはこれを「凍れる音楽」と評した。各層に裳階がつき六重に見えるが、実は三重塔である。
近年、伽藍の復元に力を入れており、また観光寺院として、僧侶による案内も名物となっている。
唐招提寺は徒歩15分ほどの距離にあり、景観保護区(歴史的風土保存区域及び歴史的風土特別保存地区)に含まれた道は、のどかな散歩を楽しむことがてきる。
・夏は壺植えの蓮の花が楽しめます
・「龍宮造り」と呼ばれた伽藍は兵火を受けて多くを消失、昭和中期以降に伽藍復興を成し遂げた珍しい歴史を持ちます
・一回30分ほどの僧侶による法話は、とても軽妙な語り口で寺の歴史と仏教説話を聞かせてくれます
・拝観時間は午前8時30分~午後5時(受付は午後4時30分まで)
・近鉄西の京駅から歩いてすぐ、JR奈良駅および近鉄奈良駅とはバスで直通