白ひげの滝は美瑛の町から道道966号線を南東に19kmほど走った十勝岳の中腹に白金温泉街があります。この温泉街の真ん中にある滝が白ひげの滝です。
この滝は十勝岳に染み込んだ雨水や雪解け水が長い年月をかけて地下水となって、ここ白金小函から伏流水として湧出し、美瑛川の岩肌を流れる滝となっています。この白ひげの滝は美瑛川にかかる災害避難用の白金橋から見るとよく見えます。
この美瑛川は通称ブルーリバーとも呼ばれていて青い色をした美瑛川の岩肌を伝うように流れる白い滝がコントラストをなして、とても美しく見えます。
この美瑛川は白ひげの滝の50mほど上流の美瑛川と硫黄沢川の合流点から川の色が突然青い色に変わります。これは十勝岳を源流とする硫黄沢川はその名の通り硫黄成分を多く含んでおり、それがアルミニウム成分を多く含む美瑛川と合流することで乳白色の水酸化アルミニウムの微粒子が発生し、これが波長の短い青色の光だけを透過することで、川が青色に見えるようになりました。
青い池と共に白金を代表する撮影ポイントでもあります。