弁天岬は瀬棚の町から南側、道道740号線の鷹ノ巣トンネルを越えて500mほど走ると弁天岬があります。
この太櫓川の河口付近には鷹ノ巣岬や弁天岬などの、少し日本海に張り出した岬が多く存在し、太櫓海岸と呼ばれるこの付近には海岸沿いに磯釣りに適したごつごつとした岩礁や岩壁が連なります。
その中でも弁天岬には漁港と防波堤があり、その弁天岬の先端まで道が整備されています。さらにその先端には岩場があり、急な階段を登ると岩場の頂上まで登ることが可能です。
弁天岬の上には航海の無事と大漁を祈願した弁財天の真っ赤な祠があり、青い海にそびえる黒い岩場の頂上に真っ赤な祠があるのはコントラストが効いて絵になります。
岩場の上からの景色は目の前に広がる日本海と、左右には白波の立つ太櫓海岸の海岸線と岩礁、そして遠くには奥尻島が見え、特にここから眺める夕陽は美しいとされています。観光地ではないので標識もなく、地元の人か釣り人しか訪れないような場所だが景色はまずまずです。