鍋釣岩は奥尻島のフェリー乗り場から道道39号線を南下した海岸に、高さ20m近くある巨大な穴のあいた岩が海の上に立っているのが見えます。この自然に穴の開いた岩は鍋のつるのように見えることから鍋釣岩と呼ばれています。
奥尻島を代表する景勝地、シンボル的存在となっています。鍋釣岩はもともとは大きな安山岩だったものが長い年月をかけて波に洗われて削れていき、今のような真ん中に穴のあいた形になったとされています。
奥尻島を代表する観光地だけあって近くの海岸沿いには立派な展望台も整備されており、さらに18:00~22:00には鍋釣岩がライトアップされ暗い海に明るく照らされて鍋釣岩が浮かび上がり、幻想的な雰囲気を醸し出します。昼間も美しいが、夜は夜で異なった美しさがある。この鍋釣岩の上に茂る植物はヒロハノヘビノボラズで、枝葉に鋭いトゲがありヘビも登らないことからこの名がつきました。