いにしえ街道は江差町を走る国道228号線の旧道沿いに商家の旧中村家住宅や桧山物産館、問屋の横山家、姥神大神宮などの歴史的建造物や史跡、旧跡が数多く存在しています。
この歴史的資源を「歴史を生かす街並み景観形成地区」として指定し、1989年から歴史を生かすまちづくり事業としてスタートしました。
案内板や建物修景、電線の地中化、下水道、公園、散策コースなどが整備され2004年に完成したのがいにしえ街道です。このいにしえ街道の両側に立ち並ぶ家々のほとんどは時代を感じさせる作りとなっており、中でも商家の横山家は木造で歴史を感じさせます。
さらにいにしえ街道沿いにある郵便局まで通常の郵便局の作りと違って日本家屋風になっています。江差町会所会館も無料休憩所として利用可能で、周囲は観光地化されています。
またいにしえ街道の途中にある馬坂からは町の家々と日本海が一望でき、ここからの街道越しに日本海に沈む夕陽が美しいとされ、かもめ島とセットで日本夕陽百選に選ばれています。