松前藩屋敷は松前城から林の中を北に歩きますと「松前の五月は江戸にもない」とうたわれた藩政時代の松前の城下町を再現した町営の体験型施設「松前藩屋敷」があります。
ここは郷土の歴史及び伝統的生活文化等の伝承と活用による歴史と文化伝承の里を目指すため1991年に設置されました。内部には蝦夷地に出入りする船・荷・人から徴税する役所沖の口奉行所や近江商人の家、武家屋敷、ニシン漁の番屋、旅館の旅籠屋、民家、廻船問屋の敦賀屋など14棟の江戸時代の建物が並び、まるで150年ほど前にタイムスリップしたかのような錯覚になるでしょう。
娯楽施設と言うよりは松前藩の政治・経済・文化・民俗を理解する為の学習施設のような場所です。当時の生活を実際の屋敷で体験することができるようになっています。そしてニシンそばや三平汁定食などの郷土料理が味わえます。