水無海浜温泉は恵山岬灯台から道道635号線の細い坂道を南側に下ると海岸沿いに露天風呂があります。
こちらが水無海浜温泉です。ここは太平洋の波打ち際に作られた無料の混浴露天風呂。囲いも何もないのでとても開放感のあふれた温泉を満喫できます。
高さの異なる湯船があり、潮の満ち引きに応じて入浴可能な湯船が変わります。完全な干潮になると海水が湯船に入らず熱くなりすぎますが、満潮になるといずれの湯船も海の底に沈んでしまい、潮の満ち引きによって入浴可能な時間が異なるため、一日に18時間ほど入浴可能な日もあれば、5時間ほどしか入浴できない日もあり、かつ波の荒れ具合にも左右されるため、あらかじめ潮の満ち引きを確かめる必要があり、幻の温泉とさえ言われています。
男女別の更衣室はありますが、水着で入浴する人や足湯だけ楽しむ観光客、見物するだけの観光客が多いこともあって裸で入浴するのは少し抵抗がある方もいるでしょう。
なお湯船の中には満潮時に入り込んだと思われる昆布や魚、カニなどが一緒に入浴していることもあり、人がいなければウミネコも入浴しています。