トッカリショは室蘭にある地球岬のすぐ東にある金屏風とイタンキ浜の間に続く断崖絶壁の地形のことです。
観光道路沿いにある標高80m程度の展望台から見ると断崖絶壁の地形に荒々しく尖った岩々、そしてその奥に砂浜の続くイタンキ浜と風光明媚な場所で室蘭八景にも選ばれています。
そしてさらに良好な自然の風致景観を持つ優秀な景勝地であることからハルカラモイ、マスイチ浜、地球岬と共に2012年には国指定名勝「ピリカノカ」にも選ばれています。
トッカリショは展望台からだけでなく階段で砂浜まで降りることもできます。砂浜から見ると弧を描いて広がる美しい白い砂浜の周囲を標高70~80mほどの断崖絶壁に囲まれて迫力があります。しかし景色は展望台から見た方がよいので展望台からをおすすめします。
トッカリショとはアイヌ語で「トカル・イショ」アザラシの岩という意味です。しかし今は岩ではなく漁場そのものをトッカリショと呼んでいます。
また、冬になるとアザラシが室蘭近海に群游し、なかでもこの辺りには一番多く寄り集まったことからトッカリショと呼ばれるようになったと言われています。