倶多楽湖は登別の町から北側にある登別温泉から東に進んだ位置にある湖が倶多楽湖です。アイヌ語でクッタル・ウシ・トー(イタドリが生える湖)から倶多楽湖と名付けられました。倶多楽火山の爆発によりできた倶多楽湖は直径3km、周囲8kmのほぼ円形の湖で、大きさの割には深さが最大147mもあるという典型的なカルデラ湖です。
摩周湖と同様に周囲を外輪山で囲まれている為、倶多楽湖には流れ込む川がなく、透明度は摩周湖に次いで2位とされています。
他のカルデラ湖同様に近くに日和山などの活火山があることから、倶多楽湖の西側は登別温泉や地獄谷など多数の観光地が存在しますが、倶多楽湖の周辺はほとんど観光地化されていません。倶多楽湖の北西側の外輪山の上、標高400m弱の場所に小さな駐車場と扇形展望台があり、ここから倶多楽湖の一部を上から見ることが可能です。
摩周湖と違って倶多楽湖は外輪山の内側にある湖岸までおりることが可能で、湖岸にはレストハウス「ルート350レイクキャビン」もあり、エゾシカ肉を使った「喰ったら?バーガー」が人気。湖岸で水遊びもできるほか貸しボートで湖に出ることもできます。