真歌公園展望台は静内の南東の端、静内川を越えた丘の上に真歌公園があります。
ここは松前藩との交易における不平等を発端に起こった1669年の寛文九年蝦夷の戦いでアイヌの首長シャクシャインが最後の砦とした戦った場所です。
この公園は敷地内にアイヌ民族資料館やシャクシャイン記念館がありますが他にも公園の奥には大きなシャクシャイン像や、さらにその奥にはシャクシャインが砦としたシベチャリのチャシ跡があります。
このチャシ跡は静内を見下ろす高台の上にあることから眺めがよく、堀切に架かる木橋を渡った先に木製の展望台も建っています。真歌公園展望台です。こちらは小高い丘の上にある展望台で真下に流れる静内川とその向こうに静内の町並みを見下ろす事が可能です。展望台から静内の街まで距離が近いのと視界が広い為、パノラマ感があり、街の規模の割には左右への広がりがあって夜景も美しいのが特徴です。
また展望台からは東に面する内浦湾も見渡せることから夕陽の名所にもなっています。