エンルム岬は様似の町の西にある海岸に、太平洋に突き出すように飛び出た陸繋島の事です。こちらは小高い岩山になっており途中まで車でも登る事ができます。
駐車してからそこからは182段もの急な階段を登らなければなりません。切り立った崖でできた岩山の頂上まで登りますと視界を遮る物がほとんどなく太平洋が一望できる他、様似漁港や様似の町並み、親子岩、どこまでも続く海岸線、そしてその奥には日高山脈を見る事ができます。
またその眺めのよさからこのエンルム岬は様似八景にも選ばれています。頂上にはエンルムチャシ跡があり、かつてここがアイヌの人々の砦だったことを感じる事でしょう。
エンルム岬にはオオセグロカモメの集団営巣があり、頂上まで登るとオオセグロカモメがすぐそばを飛ぶ姿を見ることができます。
そして、エンルム岬の西側には太平洋が広がっていることから、ここから見る太平洋に沈む夕陽は格別です。