温根内ビジターセンターは釧路の町から北に方面にある釧路湿原展望台近くに温根内ビジターセンターがあります。こちらは釧路湿原国立公園の西端に位置し、温根内ビジターセンターを起点として自然探勝できる木道があります。
木道は1周0.5kmの最短ルートと2.0kmの中央横断ルート、3.1kmの高層湿原ルートの3コースがあります。木道には所々に湿原の野生生物などを紹介する解説板もあり、歩きながら釧路湿原の自然の勉強ができます。
ヨシ・スゲ湿原やミズゴケ湿原、ハンノキ林など様々な表情を持つ湿原の中の木道の先には林の中をどこまでもまっすぐに続く鶴居軌道敷跡を利用した釧路湿原探勝路があり景色に富んでいて飽きさせません。
この釧路湿原探勝路は1929年頃に釧路市~鶴居村間を結ぶ「殖民軌道雪幌線」として運行された馬引きトロッコ列車の軌道敷跡で、1968年に廃線となり、現在は釧路湿原探勝路として活用されています。
ビジターセンターには吹き抜けの天井を利用したアオサギの巣を再現したレプリカがあり入館者の度肝を抜くでしょう。