涙岬は厚岸から道道123号線を東に行ったところに涙岬があります。
乙女の泣いている横顔のように見える岩という事で乙女の涙と呼ばれています。こちらは断崖絶壁で、上には乙女の涙を見る為の展望台の他、周囲にも遊歩道があります。
垂直に切り立った谷間を見下ろすことが可能です。
そしてこの岩には伝説があり、厚岸の若者と霧多布の娘が恋に落ち、ある嵐の日、若者が厚岸から船で霧多布へ向う時ここまで来て座礁し若者は海の底に消えてしまい、それを知った娘はこの断崖に立って泣きながら声をかぎりに若者の名を呼び続け、今でもこの岬を訪れると断崖に悲しい娘の顔を見ることができるというものです。ちなみに、20年ほど前は函転涙岬と呼ばれていました。