北方原生花園は道道35号線を根室から納沙布岬方向に行ったところに北方原生花園があります。こちらは広さ75ヘクタールの広大な原生花園。ヒオウギアヤメやクロユリ、ミツガワシワ、エゾカンゾウ、トウゲブキ、チシマフウロ、ワタスゲ、ハクサンチドリなどが6月から7月にかけて咲き乱れることで有名です。
北方原生花園には低い木の群落があり、これはミズナラの風衝林で強い風の為にミズナラが変形して育ったものです。この北方原生花園の最大の特徴は原生花園の内部で馬が放牧されている事です。
散策路である木道の上に馬がいて、原生花園の自然散策だけではなくホースウォッチングも楽しむ事が可能です。
馬が放牧されているので普段から原生花園の入口の扉は閉じられていますが、これは馬が外に出ないようにしただけで人間は自由に中に入ることができます。