言問の松は豊富町の北の端、サロベツ原野の北の端にあります。その姿がかぶとに似ていることから名づけられた兜沼の西側の道道763号線沿いのほとりある樹齢1200年のイチイの木が言問の松です。
明治時代、入植した開拓者が土地の開拓のために切り倒そうとしたことがあるのですが、何人もケガをしたり病に伏したため、神のお告げがあると考え、土地の守り神として敬愛されるようになった経緯があります。
この「こととい」の名は、この老樹に昔の事を訊ねると、何事でも知っており語ってくれると信じられた事に由来しています。
地元では地域のシンボルとして標識の設置やシメナワ、草刈りなどを行いしっかりと整備されています。一見の価値がある松の木です。