富士見塚古墳公園は霞ヶ浦の高浜入りを望む丘陵に位置し、公園の中心にある富士見塚古墳は、6世紀初めの築造と推定される前方後円墳で、墳丘の全長は78mに達し県内有数の規模を誇ります。前方部墳頂近くからは、複数の遺体が埋葬された内壁を赤く彩色した石棺が出土しています。標高35mの墳頂からは、冬の晴れた日にはその名の通り富士山をも望むことができます。
丘陵ふもとの展示館には、古墳から出土した家形埴輪や、全国的にも珍しい鹿や犬、円筒埴輪などのほか、発掘調査の説明パネル等が展示されています。
西に筑波山、北と東に霞ヶ浦、南に菱木川の低地を臨む景勝の地にそびえ立つ景観が良いのも特徴です。墳丘から望む筑波山と霞ヶ浦は格別です。