尺八都山流々祖中尾都山は大阪府枚方市に出生し、幼児の頃母に伴われて当宮に参詣したことが当宮信仰の動機となり、以来没年まで75年間当宮を守護神として崇敬しました。
長じて身を一管の尺八に托して全国を行脚し、斯道の普及につとめ、明治29年に都山流を創始しました。秘曲「岩清水」は、初代宗家が当宮に参籠して曲想を練り、苦心の末作曲された不朽の名作であり、現在においては、毎年5月28日に斎行される春季献茶祭において表千家宗匠ご奉仕によるお点前の間、この秘曲「岩清水」が宗家(現=四代宗家中尾都山)により奏されます。