都井岬は宮崎県最南端の岬で、先端250mの断崖に130万カンデラの白亜の灯台があります。3,000本のソテツが自生し、特別天然記念物に指定されています。この自然環境の中に野性の岬馬70余頭が生息しています。国の天然記念物でもある野生馬「御崎馬」が生息することで有名です。高鍋藩秋月家によって元禄10年(1697年)福島地方(現在の串間市)に設置された藩営牧場の1つが御崎牧(現在の都井岬)で、開設以来今日まで300余年ものあいだ極めて粗放な周年放牧で飼育され、その繁殖は全く自然にまかされていました。体長・体高ともに130cm内外で、毛色は主に鹿毛と青毛で、栗毛は極めて少なく、背中に鰻線のあるものが多く見られます。
また、都井岬は空気の澄んだ秋の日には遠く、種子島、屋久島まで見渡すことが出来る日もあります。