東漸寺の創建は天正2年(1574)に開かれたのが始まりと伝えられています。現在の観音堂(取手市指定有形文化財)は寛政7年(1667)に建てられたもので三間四面、寄棟、元茅葺、正面には唐破風一間向拝が付いています。
境内に建つ観音堂と山門は、昭和56年2月3日に市の文化財に指定。目隠し銀杏とも言われています。家運隆昌、除災招福、特に馬の息災には霊験著しい尊像として敬信を集めています。この堂に安置してある馬頭観音は聖僧行基の作と伝えられ、まさに国宝的尊像。観音堂には行基が彫り込んだとされる観世音菩薩像は古くから家運長久、除災招福に御利益があるとされ特に馬の息災には霊験著しいとされ広く信仰を広めました。