100以上のサンゴ礁からなり、その面積は宮古島の面積(158.70km2)の約10分の1に及び、海面上に出ることのない暗礁や礁斜面まで加えると約3分の1にも達するといわれる。
普段は海面下にあるが、大潮には海面上に干出し、とくに著しくは春から夏のかけての大潮の低潮時には干出面積が最大となってちょっとした島のようになる広い礁がいくつかあるので観光客用のキャッチフレーズとして「幻の大陸」が使われる。特に、潮差が一年で最も大きくなる旧暦3月3日には、伝統的にサニツ(浜下り)と呼ばれる行事が行われてきたが、近年では、八重干瀬まつりと銘打ったイベントが開催され、数多くの観光客を集めている。
また、八重干瀬は、サンゴの群生地であるため、好漁場であり、スクーバダイビングやシュノーケリングのスポットともなっている。