京都府綾部市にある照福寺は、1445年に山家城主和久氏の菩提寺として創建されました。
はじめは京都市内の広瀬町甲ケ峯にありましたが、明智光秀の兵により破壊され、東山町へ移され、1662年には領主の谷衛広によりこの地に寄付造営されました。
ご本尊のお釈迦様を祀る本堂は昭和51年に再建、天井には素晴らしい龍の絵が描かれています。
照福寺の境内には、「含勝庭」、「生々苑」、「真観庭」の3つの枯山水庭園があり、特に「含勝庭」は、亀岡市にある「
穴太寺」と並ぶ丹波の名庭といわれ、昭和45年には国の名勝に指定されました。
寺に残る記録「含勝堂仮山記」では、天保14年(1843)に12代住職の仙裔和尚による作られたとされています。