水堂安福寺は、天台宗天台密教寺院。
「水堂さん(みっとさん)」として親しまれています。
奈良時代の聖武天皇のころ、
ある夏に若い猟師が山中で一匹の白鹿を見つけて矢を射たところ、
金色の光を放って鹿が消えてしまい、
放った矢がお腹に突き刺さった小さな観音像が残っていました。
申し訳ないことをしたと思った猟師は、今までの行いを悔い改めて僧となり、
山中に安福寺を建立して観音様を祀ったといわれています。
水堂安福寺観音堂の霊水堂の水は、万病に効く霊水として有名で、
旧暦の4月15日から7月15日まで霊水が湧き出します。
平安時代には、重病の高倉天皇がこの水で病を治したという伝説もあります。