宮崎県西臼杵郡日之影町にある昌龍寺は九州四十九院薬師巡礼第19番札所です。
約五百年前、肥後から招来した薬師仏を祀る薬現寺として八戸区に建立、その後現在地に移り曹洞宗昌竜寺となりました。
安産、繁昌、交通安全の霊場として知られています。
また昌龍寺は延岡用水を開いた藤江監物父子の菩提寺です。
境内にある監物堂には延岡城二の丸書院の絵天井が保存、本尊には約3トンの石からくりぬかれた不動明王が安置されています。
10年前に再建された、すべての木材が町内の木でまかなわれた本堂の格天井は、多摩美大教授宮いつき監修による「絶滅危惧種」が描かれています。