大阪府南河内郡千早赤阪村にある『千早赤阪村立郷土資料館(ちはやあかさかそんりつきょうどしりょうかん)』は、村制30年を記念して1986年(昭和61年)に開館。大阪府下唯一の村である千早赤阪村に関連する考古・歴史・民俗資料を収集・保存・展示する施設。
山間の地形を生かした美しい棚田の風景が見られる千早赤阪村は、南北朝時代の武将《楠木正成》の生誕の地。また歴史を感じさせる鎌倉幕府軍と戦った上赤阪城跡・下赤阪城跡や、建水分神社が正成により再建したことでも知られている。
館内には古代~近代にかけての千早赤阪村から発掘された古代土器や銅鏡などの歴史資料を数多く展示。また北朝時代の武将・楠木正成に関する資料と見所が多い。他にも凍豆腐の作製器具、林業の道具、祭の地車の模型など、かつての人々の生活がわかる民具を見ることができる。