開創は文明4年雁田城主の荻野備後守常倫公の開基で、開山は不琢玄珪禅師です。
岩松院は文明4年(1472)に開山された曹洞宗のお寺で、 戦国の武将福島正則や葛飾北斎、小林一茶ゆかりの古寺です。
本堂の大間には葛飾北斎最晩年の大作「大鳳凰図」の天井絵があります。
八方睨みの鳳凰ともいわれるその鋭い目はどこからみてもこちらを見据えます。
160年以上を経た今でも保持されている鮮やかな色彩にも心奪われます。
本堂裏手には、戦国武将・福島正則の霊廟があり、また俳人・小林一茶が「やせ蛙負けるな一茶これにあり」を詠んだカエル合戦の池もあります。
この池には桜が満開を少し過ぎた頃、たくさんのアズマヒキガエルが集まって産卵をします。