大分県別府市にある『別府市竹細工伝統産業会館(べっぷたけざいくでんとうさんぎょうかいかん)』は、平成6年(1994)に創立。大分県で唯一、経済産業省から伝統的工芸品に指定された「別府市竹細工」の歴史・技法・販売をする産業博物館。
別府で竹工芸品が本格的に生産されるようになったのは、室町時代。それ以来。伝統的に生産されている別府竹細工に使用されているのは主にマダケ。全国で30%を誇る生産量を誇り全国1位である。
また景行天皇が別府に立ち寄った際、同行した膳伴が良質な篠竹を見つけて茶碗籠を作成したと『日本書紀』に残されており、これは竹細工に関して現存する最古の記録として伝えられている
施設内には、別府竹細工の作品や資料を多く展示。また歴史や技法をわかりやすく紹介。他にも常設展示、企画展示会の定期開催や、後継者育成教室、体験学習教室を行っています。