標高約200mに広がる長崎県有数の大草原です。
地元の方のお話ではこの川内峠は元々放牧地だったそうです。
川内峠の頂上からは、九十九島、玄界灘、壱岐、対馬が望めます。
川内峠には、昭和32年7月5日に建立された歌人の吉井勇の歌碑や、大渡長者ゆかりの「塩上げ石」があります。
約650年前、毎日川内峠を越えて川内へ塩を売り歩いていた貧しい商人が、峠にある道端の石に必ず塩を供え、「九十九島の数ほどの船を持つ身分に成し給え」と霊峰安満岳に祈願したところ、願いが叶い、大渡長者と称される程の大成功を収め、殿様以上の富を得たと伝えられています。
毎年2月上旬には「野焼き」が行われています。