松森天満宮は菅原道真を祀る天満宮で、長崎の学問の神様として知られています。
今博多町に創建され、明暦2年(1656年)、当時諏訪神社が置かれていた現在地に移築されました。
松森社名は、この場所に3株の松が自生していることが由来で、3つの木を併せると森になるからと伝えられています。
当時の松の木はなく、現在の境内には7本のクスの巨木が点在、また多数の梅の木があります。
本殿の瑞籬(垣)の欄間には中世職人風俗の彫刻がされ、彩色した鏡板が30枚はめ込まれています。
この職人尽は正徳3年(1713年)、社殿の改修が行われた際に奉納されたものです。