馬渡島は佐賀県の西北に位置し、南北4km、東西5km、周囲14kmの島で、佐賀県で一番大きい離島です。
かつては朝鮮半島や大陸への航海の要衝でした。「馬渡島」の地名は、大陸からはじめて馬が渡ってきたのがこの島だったので、「馬渡る島」と命名されたのが由来だといわれていますが、異説もあり、中近江馬渡の庄・本馬八郎義俊が島流しの刑で流され着いたことから、それまでの斑島を馬渡島に改めたともいわれています。
馬渡島では切立遺跡(約1万年前の遺跡)、石鏃(縄文時代)が発見されています。
また、馬渡島はお祝い事で披露される「まだら」の発祥の地といわれています。
海釣り、渡り鳥、野鳥の観察ができる場所として知られている島では、毎年10月に馬渡くんちが行われています。